美容室のサロン見学が終わったあと、
「お礼メールは送った方がいい?」
「何時までに送ればいい?」
「LINEで連絡していた場合もメール?」
「まだ応募するか決めていないけれど、お礼は必要?」
と迷う美容学生も多いのではないでしょうか。
サロン見学のお礼は、必ず送らなければならないと決められているものではありません。
しかし、お忙しい営業中に時間をつくって説明してもらったのであれば、
感謝を伝える機会として短いお礼の連絡をする
ことは自然です。
そして大切なのは、長く立派な文章を書くことではありません。
「時間をいただいたことへの感謝」と「自分が見学で感じたこと」を、自分の言葉で簡潔に伝えることです。
この記事では、美容学生がサロン見学後に送るお礼メールについて、送るタイミング、件名、基本構成、応募したい場合・検討中の場合の例文、LINEやInstagramのDMで送る場合、返信が来たときの対応まで詳しく解説します。
結論|サロン見学のお礼はどうすればいい?
① お礼を送るなら、できれば見学当日〜翌日を目安にする
② 連絡方法は、それまでサロンとやり取りしていた方法に合わせる
③ 「ありがとうございました」だけでなく、印象に残ったことを1つ入れる
④ まだ応募を決めていなくても、無理に「ぜひ働きたい」と書く必要はない
⑤ 返信がないからといって、悪い意味だと決めつけない
美容学生はサロン見学後にお礼メールを送るべき?
サロン見学後のお礼メールは、すべての美容室で必須と決められているものではありません。
見学の形式も、
- 採用担当者と1対1で説明を受ける
- 営業中の店内を案内してもらう
- 複数の学生で見学する
- 学校を通じて参加する
- スタッフと直接話す
などさまざまです。
ただ、サロン側が営業中や営業時間外に学生のための時間を確保してくれたのであれば、
「時間をいただきありがとうございました」
と感謝を伝えることはできます。
お礼メールは「採用されるためのテクニック」ではなく、時間をつくってもらった相手へ感謝を伝えるもの、と考えましょう。
サロン見学のお礼メールはいつ送る?
お礼を送る場合は、見学した内容を覚えているうちに送ると書きやすくなります。
目安としては、
見学当日から翌日
に送ると自然です。
例えば午前〜夕方に見学した場合、その日の夕方や夜にまとめて送る方法があります。
ただし、深夜や早朝に連絡する必要はありません。
LINEやDMなど、相手のスマートフォンへ通知される可能性がある場合は、常識的な時間帯を意識しましょう。
見学直後に送らないとダメ?
サロンを出た直後、数分以内に送る必要はありません。
むしろ、
- 何が印象に残ったか
- どんなことを教えてもらったか
- 自分がどう感じたか
を一度整理してから送る方が、自分らしい文章になります。
メール・LINE・Instagram DM、どれで送ればいい?
基本は、
それまでサロンと連絡を取っていた方法に合わせる
と考えやすくなります。
| これまでの連絡方法 | お礼の送り方 |
|---|---|
| 採用担当者とメール | 同じメールアドレスへ送る |
| 公式LINE・担当者LINE | LINEで簡潔に送る |
| Instagram DM | DMで送る方法もある |
| 学校を通じて見学 | 学校の指示を確認 |
| 電話だけで予約した | サロンから案内された連絡先があれば利用。不明なら無理に連絡先を探さなくてもよい |
採用担当者とメールでやり取りしていたのに、突然個人Instagramを探してDMを送る必要はありません。
逆に、見学予約から当日の連絡までLINEで行っていたなら、LINEでお礼を送る方が自然な場合があります。
サロン見学のお礼メールの件名は?
メールの場合は、担当者が見たときに内容が分かる件名にします。
サロン見学のお礼|○○美容専門学校 ○○○○
または、
本日のサロン見学のお礼|○○美容専門学校 ○○○○
などで十分です。
「ありがとうございました」だけでは、誰から何についてのメールなのか分かりにくい場合があります。
美容学生のお礼メール|基本の書き方
お礼メールは、次の5つで構成すると作りやすくなります。
宛名
サロン名・担当者名を書く。
自分の学校名・氏名
誰からの連絡なのかを伝える。
見学へのお礼
時間をいただいたことへの感謝を伝える。
印象に残ったこと
説明・教育・スタッフ・接客など、具体的に1つ入れる。
最後のあいさつ
改めて感謝を伝えて締める。
一番大切なのは「印象に残ったこと」を自分の言葉で1つ入れることです。
例えば、
- 教育制度の説明が具体的で分かりやすかった
- アシスタントの方が楽しそうに働いていた
- スタッフ同士の声かけが印象的だった
- お客様へのあいさつを大切にしていた
- 自分が興味のある技術について詳しく教えてもらった
などです。
サロン見学で見るポイントについては、
美容学生のサロン見学の服装は?私服・スーツ・髪型・持ち物まで解説
でも詳しく紹介しています。
美容学生のサロン見学|お礼メール例文
例文① 基本のお礼メール
株式会社○○
○○店
○○様
お世話になっております。
○○美容専門学校の○○○○です。
本日はお忙しい中、サロン見学のお時間をいただき、誠にありがとうございました。
実際のサロンワークを拝見しながら、教育制度や入社後の仕事について詳しくご説明いただき、働くイメージをより具体的に持つことができました。
特に、スタッフの皆様がお互いに声をかけながらお客様へ対応されていた姿が印象に残っています。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
○○美容専門学校
○○○○
例文② 応募したい気持ちが強くなった場合
○○株式会社
採用担当 ○○様
お世話になっております。
本日サロン見学をさせていただきました、○○美容専門学校の○○○○です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
教育カリキュラムについて詳しくお話を伺い、基礎から段階的に技術を身につけられる環境に、より魅力を感じました。
また、営業中のスタッフの皆様の雰囲気や、お客様への丁寧な声かけを実際に拝見できたことも大変参考になりました。
今回の見学を通して、貴サロンで学びたいという気持ちがさらに強くなりました。
今後の応募についても検討させていただきたいと考えております。
改めまして、本日はありがとうございました。
○○美容専門学校
○○○○
例文③ まだ応募するか検討中の場合
サロン見学をしたからといって、必ずその場で応募を決める必要はありません。
まだ検討中なら、
「ぜひ入社したいです」
と無理に書かなくても大丈夫です。
○○店
○○様
お世話になっております。
○○美容専門学校の○○○○です。
本日はお忙しい中、サロン見学のお時間をいただきありがとうございました。
実際に店舗を見学し、求人情報だけでは分からなかったスタッフの皆様の働き方や、教育について詳しく知ることができました。
特に、新卒スタッフへの教育について具体的にご説明いただけたことが印象に残っています。
本日伺った内容も踏まえ、今後の就職活動について改めて考えたいと思います。
貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
○○美容専門学校
○○○○
例文④ 質問にも丁寧に答えてもらった場合
本日はお忙しい中、サロン見学のお時間をいただきありがとうございました。
教育制度や一日の仕事の流れなど、私からの質問にも一つひとつ丁寧にお答えいただき、大変参考になりました。
特に、入社1年目のスタッフがどのように技術を学んでいくのかを具体的に伺うことができ、自分が働く姿を想像するきっかけになりました。
本日は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。
「勉強になりました」だけで終わらせない
お礼メールでよくあるのが、
本日はありがとうございました。
とても勉強になりました。
だけで終わる文章です。
もちろん感謝は伝わりますが、
「何が勉強になったのか」
を一言加えると、自分が見学をしっかり見ていたことも伝わります。
× とても勉強になりました。
○ 新卒スタッフの教育の進め方を具体的に伺うことができ、大変参考になりました。
LINEでサロン見学のお礼を送る場合
それまでLINEでサロンとやり取りしていた場合は、メールほど形式的に長くする必要はありません。
ただし、友人へのLINEのように短すぎたり、絵文字だけで終わったりしないようにします。
LINE例文① 基本
本日はお忙しい中、サロン見学のお時間をいただきありがとうございました。
実際のサロンワークやスタッフの皆様の雰囲気を見ることができ、働くイメージをより具体的に持つことができました。
特に教育について詳しく教えていただき、大変参考になりました。
本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
LINE例文② 応募を考えている場合
本日はサロン見学のお時間をいただき、ありがとうございました。
スタッフの皆様の雰囲気や、お客様への接し方を実際に拝見し、より貴サロンに興味を持ちました。
今回のお話も踏まえ、応募について前向きに検討したいと思っています。
本日は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。
InstagramのDMでもいい?
見学予約から当日の連絡までInstagramのDMで行っていた場合は、そのままDMでお礼を送る方法もあります。
ただし、公式採用メールなど別の連絡先を指定されている場合は、その方法を優先しましょう。
わざわざスタッフ個人のアカウントを探して、お礼DMを送る必要はありません。
お礼メールに絵文字は使っていい?
メールでは、基本的に絵文字を使わなくても問題ありません。
LINEやDMの場合でも、
「ありがとうございました😊✨」
のように絵文字中心になるより、文章で感謝を伝える方が分かりやすいでしょう。
それまでの担当者とのやり取りが比較的カジュアルだった場合でも、就職活動の連絡であることを意識します。
サロン見学のお礼を送るのを忘れたら?
見学後に、
「お礼を送るのを忘れていた」
と後から気づくこともあります。
その場合、
「もう遅いから何もしない方がいい」
と決めつける必要はありません。
感謝を伝えたいのであれば、気づいた時点で簡潔に送る方法があります。
先日はお忙しい中、サロン見学のお時間をいただきありがとうございました。
お礼のご連絡が遅くなってしまい、申し訳ございません。
実際のサロンワークを拝見し、特にスタッフの皆様がお客様への声かけを大切にされていることが印象に残っています。
貴重なお時間をいただき、改めてありがとうございました。
「遅れてしまったこと」について長く言い訳するより、簡潔にお詫びして感謝を伝えましょう。
サロンから返信が来たら、さらに返信する?
お礼メールを送ると、
「こちらこそありがとうございました。就職活動頑張ってください」
「また何かあればご連絡ください」
などの返信が来ることがあります。
この文章だけから、
「脈なしなのかな」
「採用する気がないという意味?」
などと深読みする必要はありません。
まだ応募前であれば、採否を示す連絡とは別物です。
また、返信に対してさらに返事が必要かは内容によります。
質問への回答や次回の日程などが含まれている場合は、必要な内容を返信します。
単純にお礼へのお礼でやり取りが完結している場合は、無理に何度も往復させなくても構いません。
「応募します」と書いたら絶対応募しないといけない?
まだ迷っている場合は、
「ぜひ応募いたします」
と断定して書かない方が自然です。
代わりに、
- 応募について前向きに検討しております
- 本日のお話も踏まえて検討したいと思います
- 今回の見学でさらに興味が深まりました
など、今の気持ちを正確に伝えます。
お礼メールでも、自分を必要以上によく見せる必要はありません。
サロン見学のお礼メールで避けたいこと
1.サロン名・担当者名を間違える
複数の美容室を見学しているときは特に注意します。
送信前に、
- 会社名
- サロン名
- 店舗名
- 担当者名
を確認しましょう。
2.他のサロン用の文章をそのまま送る
文章の基本形を使うことは問題ありません。
ただし、
「○○店で印象に残ったこと」
はそのサロンごとに書き換えます。
3.長すぎる
担当者も営業・採用業務を行っています。
見学の感想をすべて書く必要はありません。
印象に残ったことを1〜2点に絞って、読みやすくまとめましょう。
4.採用をお願いする文章にする
本当に入りたいので、絶対に採用してください。
お礼連絡は、採用を迫るためのものではありません。
応募を希望する場合も、
「応募方法について改めて確認させていただければと思います」
など、次の手続きへつなげます。
5.友達へのLINEのように送る
今日はありがとうございました!
めっちゃ楽しかったです!
またお願いします!
悪意はなくても、就職活動の連絡としては情報が少なすぎます。
学校名・名前・感謝・具体的な感想を入れましょう。
お礼メールを送る前のチェックリスト
- □ サロン名を間違えていない
- □ 担当者名を間違えていない
- □ 学校名・氏名を書いた
- □ 見学への感謝を書いた
- □ 印象に残ったことを1つ入れた
- □ 応募するか未定なら無理に断定していない
- □ 誤字・脱字を確認した
- □ 深夜・早朝の送信になっていない
- □ 別サロンの文章が残っていない
お礼メールを送った後にすること
お礼を送って終わりではありません。
サロン見学で見たことを、その日のうちに記録しておきましょう。
- スタッフの雰囲気
- アシスタントの様子
- 教育制度
- 技術
- 客層
- 仕事内容
- 良いと感じたこと
- 気になったこと
- 応募したいと思ったか
この記録は、応募することになったときの履歴書・志望動機・面接で非常に役立ちます。
履歴書については、
美容学生の履歴書の書き方|美容室の新卒就活で使える志望動機・自己PR例文
をご覧ください。
面接対策については、
美容学生の面接対策|美容室の新卒採用でよく聞かれる質問・回答例・逆質問
で詳しく解説しています。
見学後すぐに応募を決めなくてもいい
サロン見学をすると、
「せっかく時間を取ってもらったから応募しなければいけない」
と思う学生もいるかもしれません。
しかし、サロン見学は美容学生自身が美容室について知るための機会でもあります。
見学後には、
- 自分が学びたい技術と合っているか
- 教育方法に納得できるか
- スタッフの雰囲気はどうだったか
- 実際の客層はどうだったか
- 自分が働く姿を想像できたか
などを振り返ってみてください。
サロン見学だけでは分からないこともある
サロン見学では、
- 教育制度
- 仕事内容
- 設備
- スタッフ構成
- 採用方針
などについて詳しく知ることができます。
一方、就職を考えている学生として訪問しているため、
- 通常のお客様として受ける接客
- カウンセリング
- 実際の施術
- アシスタントの接客
- 待ち時間の対応
- 店内での居心地
などは、見学だけでは十分に分からない場合があります。
BEAUTY INSIGHTで応募前にサロンを体験する
BEAUTY INSIGHT(ビューティーインサイト)は、美容学生が応募前に美容室・美容サロンをお客様として体験し、企業研究や就職先選びに活用できる就職支援サービスです。
サロン見学では「働く場所」として美容室を知ることができます。
一方、お客様としてサロンを体験することで、
- 実際の接客
- カウンセリング
- 施術
- スタッフの動き
- 店内の居心地
- お客様への向き合い方
などを別の視点から知ることができます。
求人情報で条件を知る。
サロン見学で働く環境を知る。
お客様体験で実際のサービスを知る。
それぞれを組み合わせて、自分に合う美容室かどうかを考えてみてください。
美容学生のサロン見学のお礼メールについてよくある質問
Q.サロン見学のお礼メールは絶対に必要ですか?
必須と一律に決められているものではありません。ただ、お忙しい中で見学の時間をつくってもらった場合、感謝を伝えるために短いお礼を送る方法があります。
Q.いつまでに送ればいいですか?
送る場合は、内容を覚えている当日から翌日を目安にすると書きやすいでしょう。遅れた場合も、感謝を伝えたいのであれば気づいた時点で簡潔に送る方法があります。
Q.LINEで送ってもいいですか?
見学予約から当日の連絡までLINEを使用していたのであれば、LINEでお礼を送る方法もあります。サロンから指定された連絡方法がある場合は、その方法を優先してください。
Q.InstagramのDMでもいいですか?
これまでサロンとの連絡をDMで行っていた場合は、DMで送る方法があります。ただし、採用担当メールなど別の連絡方法を指定されている場合はそちらを優先しましょう。
Q.まだ応募するか決めていません
問題ありません。「ぜひ働きたいです」と無理に書く必要はありません。見学への感謝と印象に残ったことを伝え、「今後の就職活動の参考にさせていただきます」など、現在の気持ちに合った文章にしましょう。
Q.お礼メールに返信がありません
サロンは営業中で、採用担当者も通常業務と並行して対応している場合があります。返信がないことだけで評価や採否を判断しないようにしましょう。
Q.「就活頑張ってください」と返信されました。不採用という意味ですか?
見学後の一般的なあいさつとして使われる場合もあります。まだ応募・選考をしていない段階なら、その一文だけで採否を判断することはできません。
Q.お礼メールを送った後、応募する場合はどうすればいいですか?
サロンの採用ページや見学時に案内された応募方法を確認してください。不明な場合は、採用担当者へ応募方法を確認する連絡をします。
Q.見学時の服装についても知りたいです
私服・スーツ、髪型、髪色、ネイル、持ち物については、
美容学生のサロン見学の服装は?私服・スーツ・髪型・持ち物まで解説
をご覧ください。
まとめ|サロン見学のお礼は「自分の言葉」で短く伝える
美容学生のサロン見学後のお礼は、難しい文章を書く必要はありません。
基本は、
① 時間をいただいたことへの感謝
② 見学で印象に残ったこと
③ 最後にもう一度お礼
この3つがあれば十分です。
そして、
まだ応募するか決めていないなら、無理に応募意思を書く必要はありません。
応募したいと思ったなら、なぜそう感じたのかを一言加えてみましょう。
お礼メールは、採用担当者に自分をよく見せるためだけのものではありません。
時間をつくってくれたことに対する感謝を、自分の言葉で伝えるもの。
それくらいに考えると、文章も作りやすくなります。
そして、連絡を送った後はサロン見学で感じたことを必ず記録しておきましょう。
その記録は、次に履歴書を書くときも、面接で志望動機を話すときも役立ちます。